児童教育学科/幼児教育心理学科の学生は、子ども関連イベントのボランティア活動に積極的な参加をしています。6月16日(土)、学校法人梅の木学園 山田幼稚園の運動会が西区商工センターにある広島サンプラザで開催され、幼児教育心理学科4年生4名と児童教育学科1年生10名が運営補助ボランティアとしてお手伝いしました。
山田幼稚園といえば、広い園庭に山を切り拓いた自然いっぱいの遊び場をお持ちです。しかし、今年度から3歳児を受け入れることになったため、キャパシティの観点から室内での運動会を試みることになったそうです。
開催2日前に園長先生と理事長が来学され、事前打ち合わせが行われました。その際に手渡された詳細な進行表に感心していた学生たちですが、当日現地に集まって周到に準備された道具類を見て再度驚かされたようです。
さて、運動会の開始の9時30分よりだいぶん早い、8時すぎにはぞくぞくと園児とご家族の皆さんが会場に集まり始め、スタンドに陣取られます。9時前に入場行進のために1階ラウンジに子どもたちが集まりました。ところが、年少さんたち(3歳児)にとって慣れない場所。しかも保護者と離れ離れになる不安から泣き始める子が続出。
なんとか落ち着いたところで入場行進が始まります。
さてプログラムが始まります。ボランティア参加した1年生にとっては初めての運動会体験なだけに、いくら詳細な進行表があっても戸惑うことばかり。「ええと、次は...」と他の学生と打ち合わせながら、必死に次のプログラムに備えます。
そして、出番のない時間は皆で応援!
競技が終わればすばやく撤収!
まだまだ赤ちゃん気分が抜け切れない年少さんでも、競技はちゃんと用意されていて、「かけっこ」「玉集め競争」「親子ダンス」とたくさんの出番があります。でもちょっぴりまだ甘えっ子さんもいますね。
そう考えると年中さん(4歳児)や年長さん(5歳児)は、ずいぶんとお兄さんお姉さんに見えます。
運動会運営のお手伝いという貴重な体験をした学生からは、「この運動会のために先生方がずい分と時間と労力をかけておられることに驚いた」「先生方の動きや状況判断がすばらしかった」「保護者の方がこれほど参加されるとは思わなかった」「子どもがかわいくて仕方なかった」などたくさんの感想がありました。その反面、「当日いきなり現場に来て、戸惑うことばかりだった」「うまく状況が把握しきれず悔しかった」などの反省の声もありました。今回の経験を活かして、将来幼児教育の現場におけるイベントの管理・運営に役立ててほしいものです。
このような機会を与えてくださった、学校法人梅の木学園 山田幼稚園の流田理事長、園長先生、それから本学卒業生を含む先生方、ご指導誠にありがとうございました。