7月29日(土)、今年で3回目となる「よるのとしょかん―ぬいぐるみたちのだいぼうけん」が開催されました。
これは、近隣の子どもたちからお気に入りのぬいぐるみをお預かりし、ぬいぐるみたちが図書館で一晩、お泊り会をするというイベントです。ぬいぐるみたちの冒険の様子をこっそり、写真におさめ、絵本の紹介とともに、子どもたちにアルバムとしてプレゼントします。就学前の幼児に読書や図書館によりいっそう興味を持ってもらうための読書推進活動として、幼児教育心理学科の「子どもふれあいサークル・くれよん」のメンバーとボランティアの学生が取り組んでいます。
暑い中、たくさんの親子が大切なぬいぐるみを連れて、集まってくださいました。まずは、学生による手遊び、読み聞かせ、パネルシアターです。そわそわしていた子どもたちも、読み聞かせが始まると聞き入っていました。
一人、一人、名前を呼ばれた子どもたちが前に出て、ぬいぐるみたちとしばしのお別れです。ちょっと心配そうです。
たけぱんだちゃんの冒険の様子をちょっと覗いてみてみましょう。
「ここが図書館か。大きいな。」
「絵本がいっぱいだ」
「笹の葉しか食べられないぼくのためにお弁当を用意してくれたんだ。ゆうくん、ありがと」
「そろそろ、寝るか」
たけぱんだちゃん、すっかり楽しんでいますね。
月曜日、ぬいぐるみたちのお迎えに子どもたちが集まりました。手遊びと読み聞かせのあと、一人ひとりにぬいぐるみと手作りのアルバムを手渡しました。さっそく、手にとって真剣に眺める子どもたちです。
その後、ぬいぐるみたちが一夜を過ごした図書館に移動し、図書館のお話を聞きました。参加した保護者からは、「何度も何度もアルバムを見返しています」「ぬいぐるみのことがもっと好きになりました」との言葉をいただきました。イベントを通して、学生も絵本や読み聞かせだけでなく、企画や広報活動、当日の準備や進行、ボランティア学生へ指導など多くのことを経験することができました。
参加いただいたみなさま、ありがとうございました。