人文学部 国際英語学科 ニュース

旅行業界でのインターンシップ体験報告
キャリア・スタディ・プログラム

多くの大学生は3年生になる企業でインターンシップの経験を積み、将来のキャリアに関してより具体的なイメージを持ち始めます。今回のウェブニュースでは、国際英語学科3年生のMNさんが、旅行代理店で行ったインターンシップについて報告してくれます。

Tabimachi Gate Hiroshima Internship

8月下旬に9日間のインターンシップと、10月に「1 dayお仕事体験」に参加し、平和記念公園VRツアーガイド補助を行いました。どちらも、株式会社たびまちゲート広島(以下、「たびまちゲート広島」)が行うものです。
もともと旅行業界に興味があり、特にカウンター業務や旅行商品作成に興味がありました。たびまちゲート広島で過去にインターンシップを行った国際英語学科の先輩方から体験談を聞いたことでこの会社のことを知り、興味を持ったため参加を決めました。

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インターンシップでお世話になったたびまちゲート広島の社員の皆さんと

How did the internship influence your work motivation?
-インターンシップでの仕事のやりがいを教えてください-

インターンシップでは、ほぼすべての部署の業務を経験し、それぞれの社員の方々とお話をさせていただきました。面白いと思ったのは、旅行業は宿泊、公共交通機関、船舶などの業界と繋がり合って初めて旅行が商品として成り立つ、ということです。実際に社員の方と一緒に旅行商品を作成した際、どのような交通手段があるか、ターゲット層にあった移動方法や宿泊先を選べているか、料金はどれくらいになるのか、といった様々な要素を総合的に考えなければならず、初めてのことで大変でしたがやりがいがあり、とても良い経験になりました。

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様々な旅行プランの案内を比較して商品作りについて学びました

「1 dayお仕事体験」では、平和記念公園の団体VRツアーのガイド補助を担当しました。このVRツアーは、原爆が落ちる前、その瞬間、そして復興する様子を、ガイドの案内で平和公園内を回りながら聞き、VRで過去の様子を、VRゴーグルを外すと現在の公園の姿を「見る」ことができるツアーです。私は団体さんの誘導補助、タイムキーパーを務め、初めてガイドという仕事の裏側を知りました。安全に配慮しながら自分の持ちうる知識を惜しみなく、かつ引き込まれる話し方でガイドされていて、つい聞きこんでしまいました。ガイドにより話し方や言い回しが違い、それぞれがこだわりを持ってらっしゃるのを見て奥が深いと思いました。
私が携わったツアーは、中学校生約270名が平和学習の一環として行ったものでした。1グループを15名に分け、1回に6グループのツアーを1日に3回(午前2回、午後1回)行い、VRの機器の取り扱いからサポートしました。ここまで大きな団体の受け入れをするために、事前の打ち合わせと当日のミーティングで作り上げていく現場の緊張感やガイドと他のスタッフとの連携など、8月のインターンシップの際にはあまり感じられなかった現場ならではの雰囲気を体験することができました。

What did you learn through this internship?
-この経験を通して成長した点は何ですか-

これまでアルバイトの経験しかなく、社会人と関わる機会が少なかったため、アルバイトとは違う仕事の責任を再認識しました。また、旅行業の中でも学校への修学旅行の企画と営業、新幹線などのチケットの手配、旅行商品を作成する課などさまざまな職種があると知りました。本格的に就職活動が始まる前に実際の会社と働く社員の方々を目の当たりにして、業界だけでなく自分の具体的にやりたいことまで考えた上で、自己分析をし直して、一から就活に取り組もうという意識の変化がありました。 

What are your goals or dreams now?
-これからの目標や夢を教えてください-

今回のインターンシップと「1 dayお仕事体験」が、将来の自分を見つめ直すきっかけになりました。私は人に楽しんでもらったり、笑ってもらえるようなイベントや、新しいフェスや企画を生み出したいと考えています。また、来年、私が今年度リーダーを務めたハロウィンプロジェクトのメンバーで、あやめ祭(大学祭)に食品ブースで出店しようという話が出ています。高校生の頃、コロナ禍の影響でできなかった文化祭での食品ブースの出店を成功させることが、私の大学卒業までの目標であり、楽しみのひとつです。

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ハロウィンプロジェクト本番前日のミーティング
当日の様子はこちら

Do you have a message for students younger than you?
-高校生や下級生へのメッセージをお願いします-

就活って、高校生や大学1、2年生にはなかなか想像のつかないものだと思います。まずは、自分が何をやりたいか、ふんわりでいいので考えてみてください。それにあった業界や業種を探し、インターンシップに行ってみてください。学生が持つ社会人に対するイメージとの様々なギャップに驚くと思います。ある営業の方が「自分は旅行のプロとして仕事をしている」と仰っていました。旅行会社の営業マンが旅行のプロというのは当然のことですが、それを自覚して、誠意とプライドを持ってお仕事されていることが伝わる一言でした。
私は社会人になる前に知れてよかったこと、初めての気付きがたくさんあったので、ぜひ一度は気になる業界、業種、企業のインターンシップに参加してほしいなと思います。


インターンシップに参加してはじめて、具体的な仕事の職種や働き方が想像以上に広がっていることが見えてきたようですね。MNさんが夢を叶えることを応援しています。そして、来年の本学のあやめ祭での出店を楽しみにしています!

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