本学では地元企業にも協力をいただき、実践的なキャリア教育を行なっています。2023年前期に紹介した授業「キャリア・スタディ・プログラムⅡ」では、学生が地元企業にインタビューを行うプロジェクトを実施しました。後期には、企業の魅力や課題を掘り下げ、それらをまとめた成果を学外の企業展「ローカルジョブサミット」で発表しました。
「ローカルジョブサミット」は、広島県の8つの大学の学生たちが企業研究を行い、ポスターセッションとプレゼンテーションで発表するものです。後期が始まっておよそ2ヶ月間、国際英語学科2年生の学生たちはこの企業展に参加するため準備を行いました。全員が会社を訪問し、実際に仕事の様子を見学しながら社員の方々からお話を伺い、会社のホームページからは見えてこない様々な発見があったようです。さらに資料で調べたりしながら、発表用のポスターとスライドの作成をして準備しました。
発表当日は、担当する企業の方々が見守る中、来場者に対してポスターを用いて発表を行いました。
来場者から質問を受けることもあり、予期せぬ内容に最初は戸惑いもあったりしましたが、どの学生も回数を重ねるごとに話す内容も発表の仕方も上達し、そして表情からも自信が感じられるようになりました。
全体に向けたプレゼンテーションでは、これまでの学内での発表と異なる雰囲気や、大人数の聴衆の前で行う発表に緊張していましたが、事前に何度も練習を繰り返した成果を存分に発揮できたと思います。
この1日だけで、学生たちの大きな成長が見られました。
企業展の数日後には、企業の方々にもオンラインでご参加いただき、振り返りの授業を行いました。
企業について事業内容を掘り下げ、魅力や課題を見つけることはもちろん、学外で様々な人の前で話すという機会は、今後の学びや就職活動で学生にとって大きな自信になるはずです。企業の皆様には、改めてこのような機会を設けていただいたことを心よりお礼申し上げます。
キャリア・スタディ・プログラムⅡの授業紹介