人文学部 国際英語学科 ニュース

【KEG Class Profile(授業紹介)】「イギリス文学史」でおすすめ作品のPOP制作&プレゼン
授業紹介

大学の授業では、学生の思考力や発信力を伸ばすためのさまざまな活動を行います。国際英語学科3年生科目の「イギリス文学史」では、おすすめのイギリスの文学作品を紹介するPOPを制作し、それを用いて発表、レポートの作成する課題を行います。

選択する作品は、課題図書の中から選びます。作品を読んで実際に自分が感じたこと、共感したこと、注目したセリフや場面を、イメージとことばに表してPOPを作ります。手書きのイラストを描いて工夫するなど、パソコンを使って作成する通常のレポートからはわからない、意外なセンスや才能を知り、驚かされることもあります。

例えば、シェイクスピアの『ハムレット』を選んだ学生は、切り絵を用い、色は白と黒のコントラストを使うことで、作品の憂鬱なイメージを再現しました。

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お菓子の包装紙を切り貼りして人の姿を作りました。その意図は?

文学作品と聞くと敷居が高く、手に取ることをためらう人も多いかもしれません。しかし、それぞれの学生が作品の世界に引き込まれて、読むことを楽しみ、現代社会や自分の身の回りのことに通じる点を発見するなどできたようです。そして、作品を一つ読み切ったことによる自信もつきました。

プレゼンテーションでは、POP上で表現することばとイメージを見せながら、さらに自分の声も使いながら、特に読んで欲しいとおすすめしたい人を想定しながら、各自が作品の読みどころをアピールしてもらいました。

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同じ作品を取り上げても注目するポイントに違いが出て、発表を通してさらに作品についての理解が深まったようです。

広島女学院大学では「伝える力」の向上に力を入れています。これは、プレゼンテーションのスキルが高いことだけを指すのではありません。授業や日々の生活の中から自分の考えを練り出し、他の人に声や文字を使ってよりよく伝え、さらに他の人の意見を聞き、さらに自分の考えを発展されるというコミュニケーション力を意味します。

「イギリス文学史」のPOP制作でも、授業で学んだイギリス文学の特徴や読み方を活かし、自分で実際に作品を読み味わい、伝え方を工夫し、感じたことや考えたことを他の人と共有をしました。

文学作品をはじめとした読みものや映画などから、共感したり、違和感を感じることを大切にしながら、人や社会についての視野を広げていって欲しいと思います。

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