今回のウェブニュースは、「地域連携文化セミナーⅠ」授業紹介の〈中編〉です。
〈前編〉で紹介した事前準備を踏まえ、実際に学生たちが幼稚園を訪問し、子どもたちと交流してきました。その様子を、担当教員がレポートします。
園長先生からのお話を聴いている学生たち。真剣です!!
園長先生から本日の流れ等についてご説明をいただくところからこの時間が始まりました。そして、子どもたちが過ごす環境へと入らせていただきました。「おねえさん先生」たちの姿が見えると。子どもたちが関心を示します。中には、寄ってきて自然と手をつなぐ子もいます。それぞれの場所で、それぞれの子どもたちがおねえさん先生たちに聞いてもらいたいことを話したり、見せたいものを見せたりと大忙しです。おねえさん先生たちは、子どもたちの目線に合わせて話をしたり、聞いたりしています。
子どもたちと交流する「おねえさん先生」たち
子どもたちとの交流の時間もあと少しとなりました。今度は、一緒に片付けをしたり、集会の準備をしたりしています。全員が教室に集まり、椅子を円状に丸く並べて、腰を掛けます。担任の先生がギターで音楽を奏でると、子どもたちがお気に入りの歌を歌ってくれます。おねえさん先生たちにステキな歌を聴かせようと、一生懸命、大きな声で歌ってくれているのがわかります。
最後は椅子を円に並べて集会の準備。床に寝そべっている子をサポートする「おねえさん」先生。すっかり、「先生」の顔です!
残念ながら、あっという間にお別れの時間となりました。おねえさん先生たちは子どもたちとお別れの挨拶をし、女学院生に戻ります。
帰りに、園長先生ともお話をすることができました。学生たち(大学)にとっても、園児のみなさん(幼稚園)にとっても、相互にとって持続的かつ充実した成長・交流の場にしていくことができたらと思いました。帰り道で3人の学生と今日の時間を振り返りながら、話をすることができました。子どもたちの発達段階による違いについての「よい気づき」、「よい発見」、そして、次回に向けての「展望」や「目標」も聞くことができました。意欲的で、前向きで、素晴らしいと思いました。一つひとつの出来事に意味や価値を見出していける経験、とても大切だと改めて気づくことができた取材訪問となりました。
学生たちの訪問も残すところあと2回となりました。この活動を通しての経験と成長、学びについての学生の「語り」を〈後編〉として紹介する予定です。お楽しみに!