キャリア・スタディ・プログラムの授業で、teachingのグループでは、「広島女学院大学の魅力と課題」というテーマでの協働的課題解決型学習をしてきました。グループごとにテーマに沿った内容を考え、仲間と深め、自分たちの考えを英語で伝えます。発表会は1・2年生合同で実施しました。
今回の発表会では、2年生が司会・進行、撮影、計時を担当してくれました。まずは、全員が円になって英語で自己紹介をするところから始まりました。
そして、それぞれのグループからの発表です。どのグループもグループ名の紹介から行われましたが、その命名の理由がユニークでおもしろいものでした。本題である「魅力と課題」についての発表では、普段学校生活を送っている学生ならではの感じ方による内容が示され、興味深かったです。課題への解決案として、斬新なアイデアを提案してくれたグループもあり、クリエイティブな一面も垣間見える発表会となりました。異学年合同で行ったこともあり、お互いに学べる部分もあり、刺激を与え合い、よい学びの時間になりました。
以下に、今回の活動の振り返りをご紹介します。
○ 仲間とグループ活動をするには、みんなをまとめる力や、自分から意見を言う力、意見や考えに対してみんなで討論する力が必要です。CSPの授業は、その力を伸ばすことができたり、自分が思いつかない考えを知ることができたり、活動を通して自分が改善するべきことを気づくことができたりするために必要なことであり、またそれは社会に出ても役に立つことだと考えました。
○ 自分一人で行うプレゼンテーションでは、自分の言いたいことを好きなように言えますが、「ここはもっとこうしたほうがいいんじゃないか」と言ってくれる仲間がいないことが欠点だと思います。その点グループワークでは、自分が最初はこれでいいと思ったものでも、仲間がどんどんアイデアを出してくれて自分が想像していた以上のプレゼンテーションを作り上げていくことができたと思います。また、グループで行うことによって、知識を得るだけではなく、自分で行動する力や伝える力を伸ばすことができたと思います。
○ それぞれの良さを活かしながら、課題に取り組むことが出来る。そして人それぞれで感じ方が違うため、自分にとっての改善点を第三者の目で見てもらえるため成長にもなると思う。
○ 仲間と協力することの大切さを学べると思う。また、自分の意見をきちんと相手に伝えるために、どのような表現で表す必要があるか考える力が身につくと考えられる。また、同じチームの人の意見を聞くことで、新たな発見をすることが可能になる。
○ 他者と協力してある物事を発信することは、自分になかった視点や気づきを共有して活動しなければならないので、また新たに学ぶことが多くあると思う。その点では、他者と共にスキルアップにもつながり、次回へ活かすことができると考える。
○ 自分の周りの世界に目を向け、じっくりと考えるよい機会になりました。また、異学年で同じテーマについて探究し、発表を共有することができたのは、双方にとって大きな学びや気づきが得られたと思います。また、このような機会を持てたらうれしいです。
○ 今回は、手を使ってプレゼンしようと思っていましたが、緊張してずっと手を後ろに組んで話していたのでそれがとても悔しかったです。最初は先輩と発表することにとても緊張していましたが、終わってみるととても良い勉強になったと思います。先輩のプレゼンは、スライドもわかりやすく、英語の単語も私たちが使ったような簡単な単語ではなかったので凄いと思いました。完璧なプレゼンではなかったですが、みんなで協力して取り組んだので団結力がでた気がします。
○ 今回の活動を通してグループワークの能力が少し伸びたのではないかと思います。授業内に与えられた時間だけではプレゼンテーションを完成させることができず、不安に感じていましたが、授業外で仲間とやり取りをすることで以前より積極的に他者と交流することができたと思います。原稿を読まずにプレゼンテーションをすることが初めての体験だったので最初は不安に感じていましたが、原稿を見ないことによって全体を見渡すことができたり、プレゼンテーションの内容がより頭に入ったりといった長所を見つけることができました。
○ 私たちのグループは最初あまり上手くいっていませんでしたが、話をしたり練習をしたりすることによって、グループらしいプレゼンができたのではないかと思います。文章を少し覚えて話しているなと感じるようなプレゼンだったかもしれませんが、みんなが一生懸命取り組んだおかげで私にとっては成功だと思います。そして少し成長できたのではないかと思います。このグループで行うことが出来て、良かったなと思っています
○ 初めてグループに分かれてプレゼンをしてみて、最初は上手くいくか、1年生よりは良いものが作れるか不安ではあったが、本番では同じチームの人と協力して、何とか終わらせられて良かったし、達成感を味わうことができた。また、自分たちとは違う女学院の魅力や改善点を見つけられることができたり、違う英語表現で話していたりしていて良い勉強になった。さらに、初めて1年生と一緒に授業を行ってみて、1年生の中にも同じ教職を目指している人もいると思うので、お互いこれからも仲良く、夢に向かって頑張っていきたい。
○ 今回は限られた時間の中で行ったプレゼンテーションなので急いで案を絞り出して、原稿を作って、パワーポイントを作った。もっと早く取り組むことができたらより満足するプレゼンテーションができたのではないかと思った。しかしながら、グループとして協力しながら改善しつつ完成することができたのでやりがいを感じることができた。次回はより練習を重ねて他者へ伝える力を養うことができたらいいと思う。
それぞれの視点からの振り返りがなされました。ここで得た学びや気づきを次回以降の学習活動に生かしていけるといいですね。