人文学部 国際英語学科 ニュース

国際英語学科教員の文学紹介が『名著のツボ』に収録され出版!
英語系

国際英語学科の教員、戸田慧先生のアメリカ文学紹介の記事が石井千湖著『名著のツボ』(文藝春秋)に収録され、8月27日に出版されました。

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『週刊文春』で連載された「名著のツボ」は、ライターの石井千湖さんが古今東西の名著について各界の専門家や作家にインタビューを行い、名著を深く面白く読む「ツボ」を紹介するという人気コーナーです。本書ではこの連載記事から名著100冊が厳選され、日本、イギリス、アメリカ、フランス、ドイツ、ロシアの文学、そして聖書や哲学書など、人生で一度は読んでおきたい本が分かりやすく紹介されています。

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アメリカ文学研究者である戸田先生は20世紀アメリカ文学を代表するスコット・F・フィッツジェラルドの『グレート・ギャツビー』とアーネスト・ヘミングウェイの『武器をさらば』を紹介しました。第一次世界大戦を経て、社会や人々の価値観が大きく揺れ動いた時代や作家の心の内が物語の中にどのように描かれているのか、どんな部分に注目して読むと面白いのかを分かりやすく紹介しています。

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戸田先生からのメッセージ

大学の授業では「アメリカ文化概説」や「国際英語研究Ⅱ」などで実際にアメリカ小説の一部を英語で読み、この本で紹介したような物語を解釈する方法を教えています。外国の小説や昔の文学は、一度読んだだけではなかなか面白いポイントがわからないこともありますが、時代背景や作者の抱えていた悩みなど、小説を読む「ツボ」を知れば何倍にも面白さが膨らみます。この本を通じて、色々な国の本に触れ、「もっと知りたい!読んでみたい!」と思ってもらえたらとても嬉しいです。

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