「地域連携文化セミナーⅠ」は、3年生対象の国際英語学科と日本文化学科の学科共通科目です。受講生は広島女学院ゲーンス幼稚園に行き、保育時間終了後に子どもたちと英語を使った活動を行うというのがこの授業の目的です。しかし、今年度は新型コロナウィルスの感染拡大防止のため、受講生が幼稚園に行くことは不可能となりました。そこで、代わりに英語に楽しく触れるための教材・作品を制作する活動に切り替えました。今回の学科ニュースでは、実際に受講生が制作した作品を2つ紹介します。
1つ目は、4人のグループで劇やダンスを交えてクイズに取り組んでもらう動画です。
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作品名:アンパンマンズ
作品紹介:
私たちは、園児に楽しんで英語に触れてもらいたいという思いが強かったので、英語のみの作品ではなく、日本語も交えることで園児にも分かりやすい作品づくりを心がけました。アンパンマンが友達をつくる過程でクイズを出しましたが、日本語の説明も加えているので、まだ英語を学習していない園児でも、日本語でクイズを楽しんでもらうことができると思います。作品を作る上で、どうしたら園児にも楽しんでもらえるかを考えるうちに、踊りを入れる案が出ました。そして、みんなで練習をし、完成度の高い動画ができたと思います。私たち自身も楽しんで、この作品づくりに携われたので良かったと思います。
国際英語学科3年 WG NH NK YN
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2つ目は、動画形式で楽しめる絵本です。
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作品名:Birthday Party
作品紹介:
この作品は、ネコの誕生日を動物たちが忘れたふりをして誕生日当日にネコを喜ばせようとするという話で、子どもたちにはイラストの表情や普通の絵本とは違ってアニメーションがあるということを楽しんでほしいと思って作りました。私たちは、このような作品を作ることが初めてだったため、この作品を作るにあたって、それぞれの動物の感情をどのように表現するのか試行錯誤したり、子どもたちに伝わりやすいように英語だけではなく日本語訳を加えてストーリーをより理解して楽しんでもらえるように工夫したりして、この作品を仕上げました。
国際英語学科3年 YH MY
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幼稚園に行くことができなくなり、どのように「地域連携」をするのか、担当教員の私と学生の試行錯誤の連続でした。最終的に学生たちが制作した作品はどれも私の想像を超える完成度を備えたものとなりました。この授業は今年度始まったばかりですが、これを機会に幼稚園と大学の地域連携を一層強化し、ともに学んでいけたらと思います。
文筆: 国際英語学科 関谷弘毅