人文学部 国際英語学科 ニュース

広島のどこへ行こう?〜広島一日観光の企画〜
キャリア・スタディ・プログラム

今回は、授業紹介として「キャリア・スタディ・プログラム(以下、CSP)」のツーリズム(観光業)のクラスでの取り組みを紹介します。CSPは1年次後期から2年次後期までの計1年半、キャリアについて実践的に学ぶ科目です。7つの業界・業種ごとに分かれ、少人数生のゼミ形式で各クラス工夫を凝らした授業を行っています。

2年次後期の 「CSP III」 ツーリズムの授業では、一学期間かけて広島の 「One Day Tour」 を企画し、ツアーを紹介する案内フライヤーを英語で作成するプロジェクトを行いました。学生たちはグループに分かれてリサーチを行い、広島の見所を発掘し、旅のテーマを決めてルートを作り上げました。学生の体験談を二つご紹介します。

初めてのフライヤー製作で少し戸惑いもありましたが、班のみんなと協力しながら自分たちでツアープランニングをしたり、実際に現地を訪れツアーをまわってみたりとたくさん時間をかけて製作したので、出来上がった時の達成感はとてもありました。フライヤーを製作する際にこだわった点は、ターゲットに合わせたデザインにしたことです。私たちの班は20代女性をターゲットにしたため、デザインはピンクをベースに女性らしさを重視しました。今回のフライヤー制作で旅行業界のお仕事を体験することができ、その際お客様のニーズを意識することが大切だと気づきました。CSPで学んだ多くのことを将来の就職先で生かしたいです。

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出来上がったツアー(宮島を取り上げたものが2つ、竹原、西条)のフライヤー(画像をタップすると詳細を見ることができます)

私たちのグループは日帰りで竹原市を観光するツアーを考え、そのツアーのフライヤーを制作しました。ツアーやフライヤーを制作するにあたって、実際に竹原に訪れて観光スポットについて調べました。フライヤーは、竹鶴政孝・リタ像や竹原焼き等の竹原市ならではの観光スポットの写真を載せることで、多くの人にどのような観光スポットを回るのかイメージがつきやすいようにしました。また、私たちのグループではツアーのターゲットが60代以上の夫婦だったため、フライヤーのデザインは見やすい字体で文字を詰めすぎずシンプルなデザインにしました。竹原は観光スポットが豊富ですが、歴史のある観光スポットが多いため英語で説明することが難しいと感じました。今回このようなツアーやフライヤーを製作したことを将来に役立てたいと思いました。

このように、学生たちは自分たちの足でルートを歩いて見て回るということも行いました。実際に実行に移してみると、予想より時間がかかることがわかったり、インターネットの情報にはなかった新たな発見があったりと様々な気づきがありました。こうして、自分たちの思い通りに旅を進められるかどうかを確認し、旅の完成度を高めていきました。ルート作りの難しさや、フラヤー作りの苦労が思った以上にあったと思いますが、学生たち自身も楽しみながら旅作りをすすめられたようです。

現在は新型コロナウィルスの流行で外出自粛が続いていますが、近い将来学生たちが作成した旅を楽しめる日が待ち遠しいですね。

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