人文学部 国際英語学科 ニュース

CSP(キャリア・スタディ・プログラム)Ⅰ ティーチング
キャリア・スタディ・プログラム

国際英語学科の特色の一つである、CSP(キャリア・スタディ・プログラム)の中から、今回は関谷先生が担当するティーチンググループの取り組みを紹介します。

関谷先生のCSPグループは、英語を教えたり、子どもたちと関わることに興味を持つ学生が集まっています。授業では英語を学ぶ様々な活動を自分たちの手で作り、先生役として他の受講生に指導する体験をします。このような授業は通常、模擬授業と呼ばれ、上級学年になってから行いますが、なんと1年生から経験してしまうのです。しかも、活動を始める前に10, 9, 8 ...とカウントダウンをし、0になったらその後は活動が終わるまで一切日本語の使用が禁止になります。

実際の活動内容は多岐にわたり、Song Transcription(歌の書き取り)、Loudspeaker(ディクテーションとシャドーイングを組み合わせたグループ活動)、Discussionなどを行います。例えば、Song Transcriptionであれば、他の受講生(生徒役)の興味が持ちそうな歌は何か、機材の準備はどうするか、わかりやすく見やすいワークシートはどう作るか、活動中はどうやって英語で指示をするか、などなど、考えるべきことはたくさんあります。

...とここまで書くとかなりハードな授業だと思うかもしれません。でも、大丈夫です。なぜならこの授業にはもう一つの特色があるからです。海外生活や授業づくりの経験がありやる気にあふれた上級生が「先輩」として参加、模範となって引っ張ってくれるのです。

実際の活動場面をご紹介します。

Song Transcriptionの活動

英語の歌の歌詞を書き取る活動。先生役は活動の仕方を説明したり、難しい個所のヒントを出したりと英語を使って頑張っています。

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Paracomicsの活動

一人一人が写真を与えられ、他人に見せないようにして描写し、ストーリーに合うように順番を並び替える活動。写真を描写する以外にも、グループメンバーとストーリーの順序を考えるためにやり取りします。活動はすべて英語で行われます。

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最後に、受講生の古本みのるさんの感想を紹介します。

私の選んだ教職のCSPでは、先生が授業を教えるという受け身の形では無く、私たちが先生役になるという能動的な授業です。授業内容を事前に準備するなど、実際に先生の立場を経験することができ、将来の進路に役立ちます。さらにカウントダウンをした瞬間から、英語のみを話すので、様々な表現を学ぶことができます。これからもCSPを通し、進路の実現に向けて具体的なイメージを掴んでいきたいと思います。

ぜひ、これからも頑張って自分の将来の進路に役立ててほしいと思います。

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