2017年度芸術文化フィールドワークでは、2週間かけて伊勢・熊野・高野山・明日香・奈良・京都をめぐります。
学生による研修レポートをお届けします。研修8日目は、明日香です。
8日目 9月11日
フィールドワークも半分を終え、今日から後半戦となりました。
ゆうべ泊った祝戸荘は国営飛鳥歴史公園の中にあります。朝はとても目覚めが良かったです。午前中はまず自転車にのって石舞台古墳へ行きました。外からと中からでは石の積み上げ方の見え方が異なり、古墳の中に入ってみるととても丈夫に出来ていました。
その後に伝飛鳥板蓋宮跡へ行きました。行く途中の田んぼ道は自転車で気持ちよく走りぬけました。
つぎに奈良文化財研究所の藤原宮跡資料室へ行って、蓮の花がモチーフとなった軒丸瓦の変遷、年代や用途ごとに形の違った焼き物をたくさんみました。
屋外に出ると藤原京の建物跡があり、設置してあるパネルと照らし合わせながら見ることができました。
次に自転車で実際に藤原京跡に向かいました。大和三山である天香久山、畝傍山、耳成山を見渡すことができ、三山をバックに山の形をみんなの背の高さで表しながら記念撮影をしました。
次に重要伝統的建造物群保存地区となっている今井町へ行きました。どの道を通っても白壁の建物が連なっており、まるで迷路のようでした。
お昼は「味よし」さんでたこ焼きを食べました。
ご主人から本薬師寺跡で、ちょうどホテイアオイが綺麗に咲いていることを聞き、みんなで見に行くことにしました。少し雨が降り始めましたが、一面に広がるホテイアオイは旅の疲れを癒してくれました。
畝傍山東北陵は大きな鳥居が手前と奥に2つ立っていて、きれいに整備されていました。先生たちはたくさん陵印を捺してもらってました。
最後にキトラ古墳壁画保存管理施設、四紳の館に行きました。ずっと下り坂で楽でしたが、最後に緩やかな上り坂があり、自転車で登るのにとても苦労しました。古墳の室内と同じように、施設の中の天井にも四神、十二支が表示されており不思議な空間でした。
自転車を返して、飛鳥駅から近鉄に乗り、橿原神宮前駅から特急に乗り換えて、京都まで来ました。地下鉄に乗ってホテルからすま京都へ着きました。
明日から京都での研修が始まります。
3年 中村梨紗