8月24日(水)から9月4日(日)まで、国際教養学科の公共政策フィールドワーク(オランダ)を実施しました。
オランダは、風車とチューリップの国ですが、公共政策の面からも非常に注目される国です。九州と同規模の面積ながら、アメリカに次ぐ世界第二位の食糧輸出国、ヨーロッパ最大の貿易港ロッテルダム、国際司法裁判所を有するハーグ、鎖国時代の日本との関係 等、オランダの魅力は多岐に渡ります。
8月24日、関西国際空港を出発し、アムステルダム空港へ到着。15名全員が初めてのヨーロッパ(オランダ)です。緊張と不安でいっぱいでしたが、到着すると期待は最大限でした。
オランダでの公共政策の学修は、政治・経済・法律・芸術文化に及びます。出発前の事前学修では、オランダの国情や文化、オランダ語(及び英語)の学修を行ってきました。今回の研修旅行をいくつかの分野を例に取り上げてみましょう。
①国際司法裁判所
平和宮と呼ばれる建物の中に、国際司法裁判所と常設仲裁裁判所があります。国際司法裁判所の歴史と役割、国際司法裁判所の特色、ハーグの位置づけ等の解説を受け、実際に、国際司法裁判所の小法廷を見学しました。普段の大学での日本語での学修の知識が、そのまま理解に反映されることが実感できる、素晴らしい訪問でした。(8月29日)写真は小法廷です。平和に関して、後日、アンネの家を訪問できたことも貴重な経験でした。
②EU(ヨーロッパ連合)センター
EUセンターでは、EUの歴史と役割について説明を受け、イギリスのEU離脱問題、離脱後のオランダの役割など最新のテーマについてお話を伺うことができました。EUの機関で働くためには、最低でも3ヶ国語以上が必要ということで、英語に加えドイツ語やフランス語が必要となるそうです。語学学修の重要性につき非常に刺激を受けました。(8月29日)
③オランダ議会
オランダ議会は、ハーグの中心、ビネンホフにあります。オランダは、立憲君主制であり、国会は上院と下院から構成されます。今回、オランダ議会の中で特別な式典に採用される騎士の館と下院を訪問しました。(下院の議場の撮影は、禁止されていますが、議会建物退出後に、現地の大学生に歓迎)(8月30日)