私たちの学科では将来の職業として、司書・書店員などの本に関わる仕事や、文章・イラストなどを書く仕事が根強い人気です。授業科目としてもこれらの仕事に活かせる内容のものが多数開講されていますが、今回は、これらの仕事に実際に就いていらっしゃる社員の方と本学科学生との交流について紹介をさせていただきます。
数研出版編集者の方との懇談会
12月4日、『プレミアムカラー国語便覧』(改訂版)の出版にあたって、数研出版の編集者の方が本学へ献本にお越しくださいました。この『便覧』は私(足立)が監修として関わらせていただいたものになります。こちらの件は、本学ホームページ「大学からのお知らせ」でも取り上げていただきました。
当日は、数研出版編集者の鈴木様を囲みつつ、出版業界や教育業界に関心のある日文学生7名と共に、和やかな懇談の時を持つことができました。学生からは「締切前はやはり大変ですか」「学生時代にしておいた方がいいことは何ですか」といった質問がなされ、一つひとつ丁寧に回答をいただきました。大学時代に、異文化体験をしておくことの重要性についてのお話は、私自身特に興味深く拝聴しました。
以下、懇談会後に参加学生が寄せてくれたコメントになります。
就職活動や留学経験、出版社とはどのようなものなのか、などの幅広い知識をたくさん学ぶことが出来ました。この貴重な体験を来年から始まる就職活動に活かしていきたいと思います。(2年生Fさん)
私は教員志望ですので、最初は私のような者が居ても大丈夫なのだろうかと心配しておりました。しかし今回、ICT教育に関わるお話を聞くことができ、学校教員の教材準備や授業内でのタブレット端末の活用方法などについて私なりに色々と考える良いきっかけとなりました。(2年生Aさん)
中国新聞社学内セミナー
12月13日、「新聞を通して業界を知るセミナー」と題して、本学にて中国新聞社の社員の方がお話をしてくださいました。当日は、日文学生も多数、参加させていただきました。
私たちの学科では「社会とつながる言葉の力を高める」ということを見据え、専門科目の学びにおいてだけでなく、日頃から新聞時事ワークシートなどの取り組みを通して、社会人に必須の言葉の力を高めることを目指しています。
当日は、就職活動に役立つ新聞の活用方法や、講師の柳川様における中国新聞社ご勤務までの就職活動などについて、具体的に教えていただくことができました。
働き方自体が多様化する現代社会において、一人ひとりが将来のビジョンをしっかりと持つことができるよう、学科教員一同、これからも様々な場を提供しつつ応援していきたいと思います。