本学には、海外の提携校へ、1学期または2学期(半年または1年間)の留学をするプログラムがあります。留学先大学の授業料が免除され、また在籍留学制度を利用して留学先の単位を互換することで、留学をしても4年間で卒業することができます。
今回は、この交換留学を体験された、日本文化学科2年生 井上紗彩さんにお話を伺いたいと思います。
Q.交換留学に行っていた時期と、留学先について教えてください。
2023年2月22日〜7月17日の期間、韓国にある仁川大学校の人文大学・日本地域文化学科に留学を受け入れていただきました。
仁川大学校内にある展望タワー
Q.留学先では、毎日、どのように過ごしていらっしゃいましたか。
平日は留学生を対象とした韓国語の授業と、韓国人を対象とした日本語の授業を受けていました。韓国語の授業は自身の韓国語のレベルによって級が分かれていて、私の級の授業は月曜日と火曜日にありました。また、日本語の授業は水曜日と金曜日にありました。韓国語の授業では、中国やタイ、フランスなどさまざまな国の留学生がおり、ペアで作業をしたり課題をしたりしました。日本語の授業は、私が将来日本語の教師になるために何か得られるものがあればと思い受講したのですが、座学だけでなくアクティビティの時間が多くあったことで先生と関わることもでき、クラスメイトとも楽しい時間を過ごすことができました。
休日はルームメイトの日本人の友人とスーパーへ買い出しに行ったり、地下鉄で1時間半程かけてソウルの方へ出掛けたりしました。
韓国語の授業にて
Q.一番印象に残っていることは何ですか。
日本語の授業でクラスメイトの様子を見ていると、一人ひとりが積極的で、日本語を覚えようとする真剣な姿に感動を覚えました。また、この授業で出会った友人と試験週間の時、図書館で一緒に勉強をしたのですが、夜遅くまで多くの学生が残って勉強していて勉強への意欲が伝わったとともに私ももっと頑張らなくてはいけないと感じました。
韓国語授業のクラスメイトとともに
Q.交換留学に行く前と、後とでは何か変化はありますか。
交換留学に行く前は"私の語学力で通じるのか"、"話せないと生活していけないのではないか"と不安な気持ちばかりを持っていました。しかし、留学生活を送っていくうちに間違えていてもジェスチャーや知っている単語を最大限使うことで必ず伝えることができるということに気がつきました。そこで、間違いを恐れず積極的に話すことが大事だと考えるようになりました。
Q.今後の大学生活をどのように過ごしていきたいですか。
授業や人と関わる中で学んだ韓国語、大学で出会った多くの友人、文化や価値観の違いなど、良い面でも悪い面でも今回の留学で得たものを忘れずに韓国との交流を続けていきたいです。
また、これから進路を決めたり就職活動を進めたりするうえで今回の留学で経験したことも参考にしながら考えていきたいです。
おっしゃる通り、海外で過ごす時を持つと、物の見え方や考え方が違ってきますよね。たくましくなって本学に戻ってこられた井上さん、これからも学科のリーダー的存在として、ますますご活躍くださいね。
(文責:足立直子)