祭の夜に響く笛の音-伝統文化を受け継ぐ-
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10月26日(土)、眞亀山神社秋季例大祭で、日本文化学科1年生の坂本奈水さんが、神楽の笛を奏でました。 神楽は、玖村地区に古くから伝わる伝統的な十二神祇神楽です。
この日の神楽は、神降ろしに始まり、弊舞、刀舞、岩戸と続き、約3時間にわたって奉納されました。神楽を舞うのは、主に地域の小学生で、初々しくもみごとな舞が次々に披露されていきました。
神楽を盛り上げる奏楽は、太鼓、笛、鉦。坂本さんは、3名の笛の奏者の一人です。 澄んだ笛の音はどこかなつかしい音色で、聞く者の心に響きました。
十二神祇神楽は、奉納神楽の各演目の合間に奉納花火が打ち上げられるのが特色ですが、現在、これが受け継がれているところは少なく、眞亀山神社の神楽と花火の奉納は貴重な伝統文化継承の場となっています。
花火は、天高く炎が吹き上がる「吹火」と、火の傘が広がる「傘火」の二種類です。花火奉納の場でも笛は奏でられ、祭の夜空にゆかしい音色が響いていました。