6月16日、雨上がりの日曜日。私たちは、色鮮やかな紫陽花の花とともに、ご来場の皆様をお迎えすることができました。お足元のよくない中、本学においでくださった皆様に心よりお礼申し上げます。
足立直子学科長の学科紹介では、まず本学科の3つの学びの特色をお伝えしました。
1 社会とつながる言葉の力を高める。
2 日本文化を理解し、世界へ発信する力を育てる。
3 主体的に社会へ参画する力を高める。
「つながる」、「発信する」、「参画する」、このキーワードを具現化する授業科目についてもご紹介しました。現役のアナウンサーから直接、指導を受けられる「日本語コミュニケーション技法Ⅰ」、日本文化を世界に発信する力を高める「日本を伝える英語Ⅰ・Ⅱ」、神楽や田楽などの広島の地域文化を学び、地域社会と関わる「地域文化連携セミナー」など、少人数の学科ならではの授業の内容を知っていただけたのではと思います。
続いて、卒業生の松浦なぎささん(三菱UFJ信託銀行)から、昨年に引き続き、大学で何を学んだか、それが社会に出てからどのように役立ったかについて、具体的にお話しいただきました。
松浦さんは、大学時代、語学、文学、美術と幅広い分野に興味を持ち、「おもしろそうなものは、何でもやってみる」という姿勢で様々なことに取り組まれたそうです。そんな学生時代に培った幅広い分野に応用できるコミュニケーション能力が、社会に出てからたいへん役立っているとのことでした。お話をうかがいながら、言葉でつながり、言葉で発信し、言葉の力を基盤に社会に参画していくことの大切さを再確認することができたように思います。
お話の後、松浦さんは、司会の学生スタッフからの問いにも、的確に答えてくださいました。
午後は、日本の伝統文化である組み紐を作っていただきました。折り紙コーナーも設けました。琴の音のBGMを聴きながら、日本文化にひたっていただけたのではないかと思います。
留学生のスタッフも、海外ご出身の来場者の方と共に日本文化を体験しながら、良いつながりの時間を過ごしていました。
次の写真は、来てくださった生徒さんの作品です。
素敵な仕上がりですね。
次回のオープンキャンパスは、7月7日、中国の文化を取り入れ、それを日本文化の中で育んできた「七夕」の日の開催です。 この日の学科イベントでは、学科紹介に続き、学生たちが、早乙女の衣装を身につけて花田植に参加しそこから学んだことを、自身の言葉でお伝えします。
また、午後の体験コーナーは、和綴じ本づくりを通して、伝統にふれ、本の魅力を楽しんでいただける場にしたいと考えています。 皆様のご来場を、お待ちいたしております。