私自身が感じた国語の奥深さを
生徒たちにも知ってもらいたい
2019.09.26
YOUR COLORFUL FUTURE
中学校国語科教員
石井 裕子さん 広島県 公立中学校勤務
国際教養学部 国際教養学科 2016年卒業
中学校で国語を教えている石井 裕子さん。高校時代の彼女は将来中学校教員になることは想像もしていなかったそう。どんな大学生活が石井さんの将来を変えたのでしょうか。話を聞きました。
- 憧れが現実に。国語の面白さと奥深さを思い出したゼミでの出会い
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- 「先生」は子どもの頃の憧れで、大学入学前には進路として企業への就職を漠然と考えていました。でも大学に入るなら何か資格を取ろうと思い、教職課程をとったことで国語の面白さを再発見。「国語科教育」のゼミでは、国語が好きだった中高生の頃の気持ちを思い出し、「先生を目指したい」という思いが膨らんできました。さらに模擬授業などを経験する中で少しずつ自信をつけ、同じ目標の仲間と切磋琢磨してきました。
- 採用試験をクリアできたのは同じ目標をもつ仲間と支えあってこれたから
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- 模擬授業では同じゼミの仲間も遠慮なく意見をくれました。私と同じように文学や国語が好きな友達ばかりなので文学作品について時には意見を戦わせることも。様々な見方や考えに触れ、多くのことを学べました。何よりもゼミの先生が元中学校教員だったこともあり、教育者としての熱い思いに溢れていて、とても影響を受けました。採用試験をクリアできたのは先生と仲間がいたおかげ。私の成長には欠かせない存在でした。
- 国語の楽しさを伝え、一人ひとりの主体性を育てたい
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- 現在、全学年の国語の授業を受け持っています。持ち上がりで同じ生徒を3年間教えるので、それぞれの習熟度に応じて授業内容を工夫します。授業では生徒が好奇心と主体性をもって取り組むことが大事。子どもたちが「なるほど!」と表情が明るくなったり反応してくれたりすると嬉しくなります。これからも国語科の授業力を高め、子どもたちに国語を楽しみながら力をつけてもらえるよう勉強を続け、信頼される教員を目指します。
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